ハトコの小部屋

ハトの姿で日常を綴るコミック・イラストエッセイ

初ボランティア【後編】

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前回までのあらすじ

粉塵舞う道をゆき、ボランティア先のお宅へと行きました…


事前にあった説明では、各お宅の家主さんの要望を聞いた上で作業するということだったのですが

着いた先の平屋建てのお家には誰もいませんでした。

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窓ガラス、戸などは全てなくて、同じく家具などがなくなった家の中に風がビュービュー吹き込んでいました。

残っていたカーテンだけが風になびいてました。

中にあったモノ達は外に山積みにされていました。

辞書とか、世界の名作大全みたいな本とか、くつとか。

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家に人がいなかったのは

倒壊の恐れありということで住めないから。

目印の赤い紙が1枚貼ってありました。




家主さんは不在だったけど、依頼内容は、お庭付近の「ヘドロの除去」でした。

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お庭は松が植わっているお庭。

小さな植木がいくつかあったのだけど、茶色くなって枯れかかっているようでした。

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ヘドロってどんなのか分かっているようで分かってなかったんですが、

油分が混ざってるからだと思うんだけど、下にある土とは決して混ざらない堆積物。

一歩庭に足を踏み入れると、ヘドロがボコーって裏についてきて

その下に土が見えて、断面は表面テラテラのチョコレートケーキみたいな感じ。

それで臭い…。

気持ち悪くなるほど強烈な臭いだって情報にビビっていたけど

そこまでじゃなくて、アタシは我慢できる臭いでした。

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ヘドロ除去はスコップでヘドロを取って、土のう袋に入れて、家の外に積み上げるって感じ。

ヘドロは水分を含んでいるので、すごい重いのです。

なので、非力なアタシはもっぱら土のう袋広げる役に徹してました。

しかも重くて外までアタシには運べないから、ひたすら袋広げるという…。

スコップ作業もしましたが、力仕事なので男性の方が活躍できる感じでした。


ヘドロの中からは植木鉢とか、水鉄砲とか、布とか、雑誌とか出てきました。

それが、このお家では誰にとっての、どんな役目のものだったのかなぁと思うと、

普通に使っていて、当たり前にあったものが、津波に押し流されて

ガレキと呼ばれたり、ゴミになってしまうことの儚さというか

人も、人の営みも自然の前では本当に小さいのだなぁと思いました。


壁に残る痕から、津波が来た高さはアタシの背丈と同じくらい(約160cm)だったようです。



短時間の作業だったけれど、担当のお庭はヘドロがなくなってきれいになりました。

ヘドロって土への水とか、空気とか遮断するみたいで、そのせいで枯れかかっていた植木も

息が出来るようになってるようで良かった。


終わった後どこからか鳥がやってきてお庭の中をうろうろしてました。

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上の鳥の中のどれかかと思われます。

鳥もここは土あるって分かってやってきたのかな?

総勢20名のボランティア、それ見て和みました。


こうして本当に短時間の作業を終え、埼玉に帰ったわけであります。



今回こうやってBlogにUPすることはちょっとどうかなーという気持ちもありました。

でも、伝えたかったのは、もし少しでもボランティアしたいなーって思っている人がいたら、

誰でも出来るよって背中を押せればいいなと思ったので。

とにかく、今回40名で1日で2件のお宅のヘドロを取ったのですが、

建築物の全壊・半壊は合わせて18万戸以上ということだから、そこに津波がきて…

今もヘドロがあったり、ガレキがあったりということを考えると、やっぱり人手は必要です。



また行こうと思ってます。

次はもうちょっと長期滞在で。




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